クラシック演奏家の未来への考察①

昨年、今年になって一介のヴァイオリニストとしては
きわめて高級な機材やソフトを立て続けに手に入れました。

オーディオIF
RME babyface pro
マイク
オーディオテクニカ AT4040
マイク
DPA 4099 vn
マイクプリアンプ
Gracedesign m101
ヘッドフォン
SONY MDR-7506
楽譜作成ソフト
finale 2014 フルバージョン
音声編集ソフト
studio one 3 professional
メインコンピュータ
DELL Inspiron メモリ16GB、SDD500GB
サブコンピュータ
iPad mini4

おかげで火の車ですww
僕は機械が好きですし、アレンジを多くします。
ライブでは音響機材を取り扱っています。

なので少しくらい高くても仕事道具なので平気です。

人生は1度しかない。

やるならプロ意識でいいものを作ろう。
気になったことはやってみようというチャレンジ精神。

プロオケでの活動経験に加え、
これまで安い楽譜作成ソフトでいろんなアレンジをしたり、
愛知県で名のあるポップスヴァイオリニストとライブを何度も共演。
クラシックに縛られない自由な音楽世界が広がり今に至ります。

アドリブもだいぶ定評が着いてきました。

DTMerへの憧れも出来ました。

DTMに興味を持ち始め、ネット散策をしているウチに
クリエイターの「こおろぎ」という方に出会いました。

録音をして彼に音を届けることになりました。

こおろぎさんのクリエイターとしての技術で
自分の音が気軽にこういう音になっていくことを実感しました。

彼は最近わたしとの交流を通してなのか
面白い記事を書いていました。




僕はこの世界に対してまだまだ修行中の身のつもりなので口外しませんでしたが、
彼は全く同じ事を考えていました。

ここから先はクラシック演奏家としての考察です。


クラシック演奏家は演奏するしか能がない?

とにもかくにもクラシックは楽譜通りに演奏することが難しく
古典ということもあり、終わりのない研究対象です。

なかなか他のことへ目を向けることのできる奏者は少なく感じます。
しかし、商売として考えるのであればその卓越した演奏技術は宝の山です。

その演奏技術を使えば、普通じゃ出来ないことが次々出来るんです。

これって、すごいことですよね。

企業は商品を資金と時間をかけて作りますが
私たちの演奏技術はそれと同じだと僕は思います。


クラシック以外は弾かない!!

という方も多いですよね。
頑固なおやじは石頭-270x300
でも本来、音楽というのはジャンルでばっさり
切り捨てられるものではないはずです。

ヴァイオリニストではなく研究者ならそれでいいけど、
もったいなくないですかね。

僕はヴァイオリンは人並み以上に弾けるけど
クリエイターにもなりたいって思ってますよ?

自分や自分たちの音を録音すれば、いろいろできますし。
クリエイターと音楽を創作したり。
ファンのお客さんにCDを売ることだって。

これって音楽家として、自然な活動の気がします。
クラシックは博物館的な再現活動ですが
自分流・創作活動こそがアーティストだと思います。

他人から言われたものを弾き続けるって
アーティストでしょうか・・・

会社員じゃん。部下じゃん。

そう、プロオーケストラは会社。

公益財団法人とか一般社団法人とかいいますが、
存在理由はぶっちゃけお金を稼ぐためにあるのです(私見)
奏者にとっては生活を安定させるためにあるのです(私見)

なので支援が無くなったり震災で仕事が激減したら、
真っ先に有能な奏者は別の会社(オーケストラ)に再就職しているのが現状です。

事実。


クリエイターは優れた演奏家を求めている

これはなんとなくわかります。

芸大生活から作曲家と触れ合ってきました。
自分の作品が生の音で表現されたとき、彼らは言葉を失い

「すごく素敵です」

としか言えなくなっていた経験がよくあります。
僕もアレンジに携わっていた初期のころはそうでした。

自分の楽譜が音になる!!
そんな純粋な喜びがありました。

コンピューター音楽でとても再現精度の高い音楽が
作れるようになった今の時代でさえ、
生演奏の存在感は彼らを喜びあがらせていました。

僕たちも一緒です。
彼らの作品に触れることは大きな
喜びの一つです。

演奏家と作曲家

これは切っても切り離せない。
そんな大事な関係です。

こおろぎさんの言う「仕事」と直接結び付けれるかどうかはちょっとわかりません。
でも演奏家と作曲家が手を取ると、いいものができるのは大昔から変わりませんし、
いいものを創るって芸術家が芸術家として生きる糧みたいなもんじゃないですか?

言い過ぎ?

いいものが作れれば商品価値は高まります。
問題は売り方(営業)のみです。

いまはインターネットで誰とでも
つながれる便利な時代です。

クラシック演奏家は言います。

「オーケストラに入るしか食いっぷちがない」
「レッスンくらいしかまともな収入ないよ」

ほんとにそうなのでしょうか?
勝手に決めつけてませんか?
それって自分のやりたいことですか?

僕はいろいろ仕事をしています。
レッスンは生徒の成長にやりがいがあります。
オーケストラは何といっても音色の宝庫。名曲の玉手箱です。
人それぞれですが、ここにすべてをかける方も多くいらっしゃいます。

でも昔と今では全然稼ぎ方は変わっていっているはずです。

社会人が収入を得ているのはそれぞれ
「人材」「営業」と「商品開発」ができているからです。

演奏する能力を高める、精進の気持ちは、
勉学やチャレンジに生かせるはずです。

こおろぎさんの言うように仕事の幅だけでなく
人脈の幅、音楽の幅、価値観の幅。

動けば何かが変わります。

続きは具体的に考察します。
こちら

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