[質問] 全力で演奏?それは勘違いしてないですか?

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どうも一生懸命演奏することを美徳とする人が多い気がします。

別に否定はしません。

ただ、情報過多で頭いっぱい!
パニックになりながら我武者羅にやっている・・・(;´・ω・)💦

っていうことはありませんか?

熱心に演奏することはいいですが

「ただ熱を帯びただけの演奏」

ってことも十分にあり得ます。

これはレッスンでも感じることが多いです。


とくにクラシック演奏家に多い

残念ながらプロ・アマ問わずだと感じます。
アマチュアはいいです。

ですが、プロにも残念ながら多いです。


ヴァイオリンの演奏を中心に考えますが、ヴァイオリンは特に技術が難しく、常に音が変わり、オケなどでは団体の中で演奏しないといけないため和を乱すことができません。

つまりただヴァイオリンを弾ける以外の能力が大変重要になってきます。

若い学生に欠けているのはまさにこの能力です。


アマチュアには、こう指導する



初心者の大人の方はだいたい、左手(運指)と右手(運弓)の動きに
関連性が持てないのでパニックになります。

脳のキャパオーバーです。


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だいたい生徒さんは一生懸命練習してくるので、

「じゃあ、左手(または右手)だけで弾いてみたらどうですか」

するとだいたいミスもかなり少なく弾けます。

右手と左手のMIXはそれだけ難しいのです。
DTMなどの音楽作成も同じですね。

バランスをとることは、
それぞれの技術とは別のところにあると思います。

なのでレッスンでは、慎重に、慎重に。

少しずつ優しくMIXしてきます。
出来ないことは、ほんの少しずつしか混ぜていきません。

先生は良質なプラグインでなければいけません。
Ozone8のような自動補正はダブ―です。

(意味の分からない人ごめんなさい)

脳と身体に余裕を持たせること。

脳みそと肉体に常に余裕を

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要は難しいことをいっぺんにいくつもできないだけなんです。

パニックにならないようにする。

心でも肉体でも、とにかくどこかに余裕を作って、
初めて新しいことができるんです。

天才は知らない。
ぼくは凡才ですから、そう思います。

ちなみに子供は天才です。
右手とか左手とか、そんな難しいこと考えずに
あれよあれよと難しいことを合体させちゃいます。
MIXの天才エンジニアです。

オーケストラのプロ演奏も同じ。

指揮者や周りの奏者と息を合わせて演奏するのに楽譜も必死こいてみていたら、楽曲特有のグルーヴ感に合わせられません。


ジャズにならえ

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ジャズってアドリブできるのが当たり前。
楽譜が読めなくてもいいんですが、
その分できないといけない能力がほかにたくさんあります。

リズムも超むずい。

ジャズの教訓は

2割の力で演奏
6割をアンサンブルに
のこり2割で思いがけない事態に対処

こう現場で習いました。

どれだけアンサンブルにかけるか!

アドリブができることは彼らにとって
そんなに大事ではないんです。

メロディ(アドリブ)ラインと相打ち
そしてリズム。

これはジャズだけじゃない。

クラシックもだよ。

技術に必死な時点で、プロとは言えません。
そしてその人の成長スピードはかなり遅いと思います。


全力の意味をはき違えるな

全力とは人それぞれ。

左手が得意だけど、右手が苦手
読譜は得意だけど、アンサンブルが苦手
アドリブが得意だけどリズムが苦手

色々それぞれ悩みは違うと思います。

ここで一つお尋ねしたい。

「得意なことばかりやっててイイの?」

得意なことはそうそう伸びません。

特に技術的に若い頃が最大値というヴァイオリンの技術。
30歳、40歳になっても
「うまくなりたい」というのはわかるけど。。。
いささか違う気がするんです。

僕はクラシックは「技術の保持」につとめます。
仕事上で経験値として新しい技術を獲得します。


得意なことやるより、苦手なことやったほうが
何倍も得ですよ。

特にクラシックの演奏家の皆さん。

難しい曲を弾くこと
楽譜通りに弾くこと

いつも当たり前にやってることって
そんなに時間かける必要あります?

その半分で済むんじゃないですか?




おしまい。


注意
いろんな異議はあると思います。
それほど多くは語ってませんし(笑)

以上のことに関しレスポンスしませんのであしからず。

最後までお読みいただきありがとうございます!
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