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最近、機材や机ばっかり触ってるISSAKUです。
もちろんちゃんと演奏活動もしていますよ~
ちょっと台風でコンサートが延期になったり、
年末ではなく年始の演奏依頼が増えたりと、
異常気象にびっくりしております今日この頃です。
こおろぎさんの楽曲のお手伝いをさせていただきました。
作曲:こおろぎ
ストリングス+ピアノのシンプルな楽曲です。
ヴァイオリンのメロディー部分を録音しました。
よく聞いたら違いました。
ストリングスの音源に音色が溶け込む処理をされているようです。
(僕は提供した音源の処理までは存じ上げていないので)
なるほど。
これは挑戦的だ。
ヴァイオリンというのは、クリエイターからしたら厄介な奴です。(自分で言うw)
1音を弾くだけでいろんな表現が含まれます。
などなど。
これをオートメ―ションや音色のキーチェンジで操るのは至極難しいですし、
音色のパターンをサンプリングするほうも大変でしょうね。
なので生音のレコーディングで依頼する、というのも頷けます。
表現(アーティキュレーション)だけでも音楽はかなり成立します。
というか、ここが一番大事じゃないかな。
音色はお金との勝負ですから、大衆向けのカテゴリではない。
DTMが一番厄介なのが生楽器のような表現をつけることです。
今回こおろぎさんが行った処理は面白かった。
僕の表現を使ってソフト音源に音色を似せて溶け込ましている。
(左)生バイオリンを(右)SWAM Violin でトレースしてみた。左右のパンを振って聴き比べてみてください。かなり近い感じに弾けてると思う。ただ、SWAM Violin の表情付けをきちんとやらないときちんと鳴ってくれないのでめっちゃ時間かかる。 pic.twitter.com/1SGANiGLen
— こおろぎ (@Kohrogi34) 2017年10月30日
そもそも思い返せば、オートメーションを書くのが大変で依頼されたような・・・
The Violin、通常の音源よりも、より生っぽいダイナミクスのつけ方が求められるー。ボウイングをもっと意識してはっきり強弱をつけないといけない。手間を考えると録音頼んだ方が早い… pic.twitter.com/tBc8yU1yyt
— こおろぎ (@Kohrogi34) 2017年10月15日
弓を返すときって、音が切れたり音量が下がったりするんだよね。それをきちんと再現しないといけない。
— こおろぎ (@Kohrogi34) 2017年10月15日
こと表現だけで言えば、生音の空気感や倍音配列は後でもいいんです。
そういえば以前ツィゴイネルワイゼンを
レコーディングしたときも同じようなことが。
前奏ストリングスの「ドレミレドッシドー」はソフト音源では速すぎて粒が見えないので、
生音で多重録音したものを重ねて配置されていました。
たしか高級ストリングス音源 LASS 2.5だった気がする。
ですので、生ヴァイオリンの音をソロではなくサンプリング音源に近づけて、
より表現の幅を出す、というのもまた一つの方法なんだな。
ヴァイオリン奏者として本職の僕のほうが教えられちゃいました。
おしまい~
レコーディングのご依頼はこちらから~
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