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会社からイベント費用が○○円しか出ないんです。
安くてほんとにごめんなさい(泣)
過去にご出演の皆さん○○円でやっていただいているので
貴方だけ○○円というわけにはいかないのです(泣)
こういう言葉は私自身よく聞きます。
お気持ちはよぉおく分かります。
じゃあどうするか?
というところからのスタートです。
これがまかり通ってはいけないため
基本はボランティア施設などへの慰問演奏とか
それ以外の方はまじめに受け取らないでくださいね。
奏者から嫌われますよ。
当然ですね。
例えば5000円で1時間演奏してくださいってのは
ふつうありえません。
3分くらいの楽曲を1~3曲とか
そんな感じ。
奏者は疲れることもほとんどないので
嫌がられにくいです。
待ち時間、終演後の打ち上げなどを含め、
スケジュールに無駄があることが多いです。
スケジュールはものすごい大事ですよ?
時間はその人にとって、
「生きていくための仕事をするため」
にあります。
色んなグループが出るフェスティバルなど、
ものすごい待ち時間が発生する可能性があります。
最大限考慮するべきです。
これは演奏家にとって、とても嬉しいことです。
複数人で演奏をする場合、仲間同士の目も気にしてしまう。
自分はコンビニのおにぎりでいいのに外のレストランなどで高価なランチを食べる羽目になってしまうことがあります。
道中に買ってきてしまう場合もありますので、
コンサートの前日までにお弁当の連絡があることが望ましいです。
着替えを安心してすることができる。
貴重品を安心しておくことができる。
ものすごい大事なことです。
特に女性奏者はドレスなどの場合も多く、
ポッケがありません。
財布も何も会場に持参できません。
盗まれる恐怖と戦うこともよくあります。
そんな心配をとってあげるのが主催の心配りかなと。
というか安かろうが高かろうが控室は必要です。
難しい曲をリクエストしたりするのはあり得ませんね。
安い値段で引き受けてもらって、その人の持てる技術を利用するなんて
それこそ演奏家をなめてます。
まずその人が楽に弾ける、または得意な曲だけで勝負させましょう。
リクエストするにしても、「ジャンル」ぐらいにとどめること。
とにかくそのイベントへの負担を減らすように
考えなくてはいけません。
安さはその代償です。
たまに物販不可の会場もあります。
理由も色々なので、深くは突っ込みません。
ですがこれは僕としては譲ってほしいですね。
奏者が安い依頼料を自分の物販で補完させる機会を与えること。
実質の収入になれればうれしい。
奏者の実力や魅力次第で売り上げは大きく変わるので
たとえ売れなくても主催はそんなに気にしなくてもいいんです。
CDが何枚か売れれば奏者は
「依頼料は安かったけど、
CDも売れたし宣伝にもなってよかったね
これだったらまた引き受けてもいいかも!」
となります。
奏者によっては自分のブログやサイトを持っています。
会場に来てくれたお客さんが、コンサートの前後に自分のサイトに遊びに来てくれることはすごく嬉しいことです。
もちろん、そこからファンや物販の可能性が出ます。
出来ればイベントの宣伝時からお願いしたいですね。
奏者によっては車を持っていない人もいます。
会場が公共交通機関から離れている場合は注意が必要です。
重い楽器と楽譜、
歩いて会場に行くことは、給料が安い場合はつらいです。
雨が降ったら?
雪が降ったら?
暑い日は?
いろいろ察してあげてください。
演奏家は自分の技術には厳しいですが、
自分の要求を他人に伝えることはとても億劫な人が多いです。
スタッフの方が記録用に写真を撮ることが多いです。
たまに動画もありますね。
演奏している写真をプロフィール写真に使える、
なんてこともあるのです。
(僕はこれを大いに利用してます。)
動画もあれば自分たちの宣材に使えますね。
是非質のいいカメラで撮影して
奏者に無料でお渡ししましょう。
様々な角度や近接、遠隔、いろんなパターンがあるとGOODです。
いうまでもありませんね。
安い仕事は奏者にとっては危険です。
もしかしたら指定の日に割のいい仕事が後から入ってくる可能性があります。
何日か候補日を提示し、その人にとって一番都合がいい日を選んでもらうのは
ものすごく大事です。
ちなみに言いますと、
演奏者は平日の午前~昼間は時間があるので
安い仕事でもねらい目です。
学生は何といっても演奏の場が欲しいもの。
彼らに足りないものは
社会の一般常識のそれとされるものや
ステージ慣れがないということ。
MCもかなりたどたどしいことが多いです。
ですが演奏技術そのものは一流の音楽大学であれば
プロのそれとそれほど大きくは変わりません。
愛知や東京、大阪、京都など主要都市を中心に芸術大学、音楽高校がいくつも存在しますので、学校の事務所に掛け合ってみるといいかもしれません。
うまくいけば依頼料が安くてプロの嫌がるような
クラシックの難しい曲でも喜んで演奏してくれる可能性があります。
学校の発表試験前とかがねらい目ですね。
何か演奏以外でミスをしたら優しく、
またはこっぴどく怒ってあげるのも
依頼者である社会人の務めです。
これは料金が安くても関係ありません。
次世代を担う演奏家の育成にぜひご協力ください。
よろしくお願いいたします。
思いつくままにダーッと書きましたが
いかがでしたでしょうか?
これをクリアするために必要な経費って
結局ちょこちょこかかるから、
どうせなら「バン!!」とお支払いいただきたい感もあります。
心当たりのあるイベント業者がおりましたら
ぜひ考えていただきたい案件でした!
おしまい。
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