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今回はノンジャンル演奏家として録音業に関する考察を続けます。
2017.07.19 追記
クラシック演奏家のあり方は時代とともに変化しています。
ヴァイオリンの演奏技術としては20世紀前半には最高のものとなり、
幼少教育を皮切りに、どこもかしこもテクニシャンだらけです。
でも演奏者の脳内はまだ昭和真っ最中な気がします。
なんででしょうね。
普段あんなにスマホを操っているのに。
昔ながらの考え方で生きようとする。
変なところが伝統で受け継がれている気がします(私見)
いきなりすみません。
大半の女性奏者はこれ、平成の大問題でしょう。(言いすぎ)
DAW女で有名な小南千明さんは別として、大概の方は
パソコンといえばエクセルとワードとネットが関の山です。
たまたまDTMステーションで知った女性Vocal 小南千明さん
自分で製作、歌、演奏する人。着眼点がめちゃ笑える。一生懸命になればなるほど、躓くこと、やりきれないことは増える。
— 小南千明@7/20下北沢garden (@c_1115) 2017年7月17日
それでも前を向かなくては。
戦っていかねば。
今の自分自身のテーマソングでもある「ヘッドホン無双」デモ音源を7/20より各ライブ会場にて販売します。誰にでもある心が折れちゃいそうな時、この曲で背中を押せたらいいな。 pic.twitter.com/Sf3FGcER6C
PC苦手意識を解決するには本人のやる気とノウハウですね。
やる気がなければ何やっても無理です。終わりです。はい。
ただ録音するにしてもクリエイターとやりとりをする以上
ある程度の共通の会話と知識が必要です。
お互いに相手の立場になって音楽を創る必要があります。
環境の共有、特殊能力の理解。
そうやって考えると一般の会社が社員教育として当たり前にやってくれること、
すごく大事な気がします。
個人で生きていくからこそ、身に着けるべき力は技術以外のことだ。
・・・
録音の一連のことはある程度、近い立場の人がセミナーやってみるといいかもしれない。
ある程度奏者同士のつながりがあり、知識、経験が少し上。
ただし熟練ではなく、初心者から少しずつ変化する人間が。
あ、僕だ。
余計な知識はいらない。
クリエイターと必要最低限の情報のやり取りをするための下準備をする。
っていうのはどうだ?
経験で、あるアルバムの録音(1時間ほどの演奏内容)で
例外はありますが、だいたい1〜3万円いただいてます。
これはある程度仲介が差っ引かれた金額ですから
本来はもう少し取り分がありそうです。
東京にはスタジオの仕事がわんさかあり、
巷では今の時代ですら月に50〜100万をスタジオで稼ぐ方もいるそうです。
能力に応じて料金は変わるので設定し難いですが
1時間の演奏内容で2万は最低必要でしょう。
個人でレコーディング音源をはじめ、なんでも販売するサイトがありました。
https://coconala.com/
5分で2000円、2テイクとりなおしOK 。
これ、きつそうですね。
1本だけだと諸々の作業を考えると、とても対抗できません。
でも仕事を効率化したり、付加価値をつけたり、
本数をまとめて受注する場合はありかと思いました。
「明日までに欲しい」などの緊急事態の場合、
料金は跳ね上がります。
なぜか。
あ、僕、だいたい当てはまりますよ(さりげにアピール)
あり得るでしょう。専門にしてもいいくらい。
ただこの先の時代では仲介料がどんどん下落して大変だと思いますよ。
そこ(金)に一生懸命になるとクリエイテブになれないです。
これを本格的にやってしまっては、音楽の自由を金で制限することになります。
紹介程度ならいいですが
クラシック演奏家としては、避けるべき道だと思います。
新規事業、転職先として考えるならOK。
僕はね、「創」りたいんです。
そして仲介料を払うようなお金はまだないです。
自分の作品を誰かに弾いてもらうなら、その人に掛け合い、
少しでも多く金銭のお支払いをしていいものが欲しい。
仲介をしなければ、奏者の収入は上がります。
<オーダー例>
5000円で、3分くらいの楽曲
主旋律をヴァイオリンでお願いします。
そうすると、、、よくある感じの良心的な仲介レートだと
仲介業者:2000円
楽器奏者:3000円
録音というの特質上、最低限のやり取りが必要です。
それをお金で換算すると、たとえ1~2分の楽曲でも高くなります。
それを2000円で仲介する業者。
かわいそうです。
こういう作業に低価格化競争が始まってしまえば、もう悲しすぎます。
どんなに安く創ろうとすればいいねん、ていう。
相当な大量発注以外は個人ができることを目指した方が絶対にイイ。
大量発注は昔からあります。
新しい考え方でも何でもないです。
個人業は、お値打ちでスピーディでサービス精神にあふれ、自由でありたい。
個人と個人をつなぎ合わせて、情報を共有し、新しいものを構築していく。
会社である必要はないんです。
質の問題はありますが単純に100人規模のオーケストラ演奏でしたら、
個人受注でも管理できる時代です。
似たことはコンサートマスター業として僕もやっています。
昔出来なかった理由は、単に通信技術が途上だからです。
いまは1人で5~10人分の仕事ができます。
そして面白いことにタブレットでかなり大半のことがサポートできます。
移動中に仕事ができるってこと。
仲介業者って「客集め」はしてくれないですよね。
ただの仲介だけの業者の大半は廃れていきます。
はじめのうちは高額機材に目をつける必要は全くないですね。
僕も1万前後のインターフェイスとマイクで最初試しましたが
かなり良かったです。
なぜ高性能かというとインターフェースが正常に作動しないかもしれないからです。
インターフェースとは、マイクとパソコンをつなげて音声をデータ交換するための大事な機械です。
最低限でも意外にクリアに録れます。
録音ソフト、ヘッドフォン、インターフェースがあるといいですね。
マイクスタンドは小型でいいのであったほうがいい。
サウンドハウスのほうが安いイメージがありますが。
せめて音声ファイルを複数扱えるソフトが欲しい。
②に無料で含まれる場合も多い。
個人的にはPresonusのStuio one3 Artist
presonusの録音セットに無料で含まれてることが多いです。
基本は「録る」「停止/再生」「音量合わせ」
・・・この3つだけです。ラジカセと同じです。
専門用語を知らない時点では本を読んでも
わかりにくいこと海のごとしです。
1回レッスンすれば覚えられない?
だめ?
僕はレッスン・リハーサル用に、ある程度広い防音室を作って活動してます。
夜中でもバイオリンの音は全く漏れません。
<防音室がない場合>
①部屋を2重窓に加工して閉め切る
②時間帯に気を付ける
③レンタル練習室やスタジオに行く
クラシックの皆さん。楽譜なしで弾けますかーーー?
無理ですよね。この辺は辛いところです。
楽譜があれば大概の難しいことをやってのけるのに無いと何もできないっていう。
あれですよ。不思議の国のクラシック。
アドリブができるようになるにはある程度の時間が必要なので、一般的には楽譜はあったほうがいい。
リハーサル・録音の効率も高まります。
MIDIから変換する作業はちょっと込み入った話になります。
このことについては別で書きます。
僕もMIDIだけ渡したらあとは察してほしい。これからはピアノロールを読んで演奏できるスキルが流行ってくれ
— こおろぎ (@Kohrogi34) 2017年7月16日
でも思うんすよ。僕が楽譜制作ソフトに毎回キレているのと同じ感じで、DAWが使えない人もそういう気持ちなんだなって。だから、結局は慣れなんすよ(でもキレる
— こおろぎ (@Kohrogi34) 2017年7月17日
これだけですか・・・ね。
何度も言いますが。
今は個人でもいろんなことができる時代です。
いろんな人生があっていいじゃないですか。
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