最後までお読みいただきありがとうございます!
この記事が気に入ったらシェアをお願いします。
ときどきアイリッシュをプログラムに取り上げるので
同業者が質問に来る時があります。
僕は専門家ではないのである程度の知識と経験でよければ
こうやってるんですよ!ってとこを紹介します。
(ちがったらゴメンね)
映画「タイタニック」にも使用されている定番中の定番ですね。
僕はアイリッシュの表現として大まかに5つ使っています。
上の動画を見ていただけるとわかる通り、
足でメトロノームのように拍子の頭を打っています。
そして弓(右手)は裏拍子にアクセントらしきものを入れています。
具体的にはアクセントではなく、「叩く」イメージで弾いています。
これが一番厄介な技術だと思います。
クラシックの人が1番できない技術です。
スイングしているようでスイングしてるわけじゃないし。
かくいう僕も、発展途上。
クラシックの人は装飾音符といっています。
音の始まりの前に入れる装飾的な音です。
普通は弓で返すところを左指(どれでもいい)で叩いて
雑音のような音を出し、音の句切れを表現しています。
クラシックの人は装飾音符でエレガントに弾きますが
思い切って打楽器だと思って、弦をたたく、引っ掻くという感じ。
このロールのあとに音を足してさらに「っぽく」出来ます。
ヴァイオリンの弓を高速で動かして雑音を作っています。
あるアイリッシュフィドラーの方は、
「クラシックでいうスタッカートのように、力まずにやれることが重要」
と言っていました。
僕もまだ修行中です。
特定の条件下では硬くなってしまうのです。難しい。
これって技術なんだろうか。。。
厳密に「倍音を使う」という言葉はおかしいですが、
簡単に言うと、
「エレガントに弾かないようにする。」
それだけです。
現地では基本的に安い楽器が使われているそうです。
(というか高価な楽器を買うお金がない)
クラシックでもピリオド奏法とか言って
ノン・ヴィヴラートでバロック弾いたりしますから。
というわけではっきり言って、アイリッシュは
①「リズム感」と⑤「素朴感」だけで必要十分です。
他の技術がなくても雰囲気はバッチリです。
あとは、解放弦を一緒にならすなどの技術もあります。
ちなみにヴィブラートはゆっくりな曲には適度に使用しています。
リールのようなテンポの速い曲は、とにかくリズムが出るように心がけています。
もともと踊りのための音楽ですからね。
さて、コレをbpmとか変えて何通り録ってオーディオストックに上げてみる。 pic.twitter.com/0hAvjzb7SP
— ISSAKU🎻DTMヴァイオリニスト (@issaku_m) 2017年10月31日
アイリッシュの定番エアー
「サリーガーデン」です
(Twitter越しだと音質が悪いですね)
いかがでしたでしょうか。
次回はDTM目線のアイリッシュ表現にトライしてみたいと思います。
アイリッシュの楽譜を見ると
アーティキュレーションも書いていないことがザラです。
伝承音楽なので、楽譜そのものも普通はありません。
なのでまっさらの楽譜(スラーやアクセントが付いてない)を
弾いた時のクラシック奏者の感じを出しました。
(僕自身、クラシック風が弾きにくくてたまりません。)
かといって、アイリッシュ独特のアーティキュレーションを弾こうとしても
すごく変になります。
とにかくゆっくり体になじませるように練習するべきですね。
いいサイトがあったので細かいことはこちらが参考になりますね。
Total:5258 Today:5 Yesterday:0 Now:3