ハイドンセレナーデ
簡単なバッキングの一例。
相打ちがなくてもこんな感じで参加できます。
コードが読めるとポップスでは場しのぎ的なテクニックとしてかなり重宝しますね。
バイオリン奏者とかピアノ奏者とか
楽器やる人って基本自分の持ちネタを持っています。
要は自分の強み、ですよね?
それを弾けば自信満々に弾けますし、お客さんも納得するし
いいことばっかりの曲。
ありますよね?
ミスター(ミセス)どや顔になれる曲
暗譜もほぼ完ぺき。
いつでもどこでも弾きまっせ、的なやつです。
完璧に覚えてるものはそんなに使う必要はないです。
ただどんなに完ぺきに覚えていても、ほとんどの人は伴奏する人たちの音をすべては覚えていないはず。
例えばメロディ以外をやっている共演者、いますよね。
その人たちがいつも何やってるか、具体的にご存知ですか?
もし興味があれば自分の立場と変わってあげたらいかがですか?
secondってメロディのハモリだったりリズムだったり色々役が変わります。
自分の持ちネタはいつでもどこでも演奏する機会があるはず。失敗を恐れず十八番ネタをsecondで弾くのです。もう主旋律を覚えているのだったら、secondを覚えるのは比較的早いですよう。
弦楽四重奏のセカンドヴァイオリンが面白いです。
弦楽四重奏はその単純な編成から、音一つ一つが全く無駄のない
見事な調和でできています。
特に1stがメロディを担当することが多く、
セカンドバイオリンは相打ちとリズムばかり・・・・
考えようによっては宝の山です。
ポップス(著作権のため掲載不可)はもっとわかりやすいです。
弦楽四重奏の構造はどれだけ参考楽譜があってもいいくらい
お宝の宝庫です(2度目だけどあえて言うよ。)
セカンドの楽譜がない場合は、自分でアレンジしたり、
ハモリを勝手につけてしまうといいですね。
とにかく、着眼点をメロディからそれ以外に移す
絶好の素材です。
十八番の曲は、ほかの人も十八番の可能性が高いです。
例えば僕は
以上の曲をよく弾きますが、他の人も大変よく演奏します。
なのでもし一緒に弾く機会があったらすぐに2ndで参加することができます。
経験上ですがこれが立場が上の奏者の場合、
仕事発展の糸口にすらなることがあります。
出来る先輩から
「ちょっと情熱大陸やるんだけど、一緒にやれる?
もちろんユニゾン(同じメロを同時に弾く)でいいから」
というお誘いがあったら
「先輩!私アドリブでハモれますよ!」
とすると、
「マジでか!?」
と、ものすごい喜んでくれます。
メロディ以外のことをする、ということです。
これはアドリブ奏法にも関係してきます。
適当にハモリを考えているうちに
自分だけのアドリブになっていっちゃうこともありますね。
いろんなパターンを蓄積していくうちに
飽きて自分で適当に弾くようになります。
ちなみに上記2曲はすべてアドリブで弾くことができます。
当然ネタが増えれば、いろんなバージョンに再アレンジすることができます。
そうすると、これはそのまま楽譜の出版などにも直結しますね。
これはオーケストラの仕事の経験ですが、
1stヴァイオリンに比べ、2ndヴァイオリンのほうが比較的楽です。
1stを演奏すると技術的に難しいことが多く練習にもなるので一石二鳥なのですが、完全にモノにしている場合は
「あえての2nd」
をお勧めします。
レパートリーが多いことは演奏家にとって何よりの宝物です。
実際忙しいのにレパートリーを独自に広げる時間がないですが、いただく仕事で能力拡大できるチャンスなんですよ?
無理にとは言いませんが、余裕がある人はやってみると面白いですよ?
どうでもいいんですが
セカンド奏者が
セカンド勇者に見えます。
セカンドは、勇者ですよ(意味不明)
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バァイオリンを始めて3年ほどになります。(おばちゃん)
今秋、発表会があるのですがセカンドバァイオリンになったのですが、どうして⁇なんて思ってました。主旋律が下手だから?何て考えていた所 こちらのコメントを読んで前向きに頑張れるようです。ありがとうございます。
個人的には「主旋律しか引けない」より「裏メロやリズムの大切さを知っている」人はより音楽のことを知っている人かと思います。ぜひぜひ2ndライフをお楽しみください^^