結婚式の演奏をなめたらあかん
どうにも結婚式の演奏って
バイト感覚でやる人が多い気がするんです。
そりゃ、音楽派遣業者から回ってくる仕事ですから
バイト感覚でしょうよ。
宴席ですから誰も聞いていないこともしばしば、
最悪の場合、お酒に酔ったお客さんが近づいて楽器を触りそうなってことも。
奏者が特別視されると思ってる?
演奏者を「アーティスト」とアゲるほうも悪いといえば悪いと思うのですが、
要はコンビニの店員と一緒。
レジ打ちは基本。
いろんなことを覚えないと務まりません。
演奏家はお客さんにたいして笑顔である必要がない?
式の進行や演奏タイミングはスタッフがやるべき?
現場に出れば、そこは戦場です。
学歴、受賞歴やオーディションで獲得した地位なんて何の意味もない。
誰も聴いてないわけないじゃん
音楽は完全なBGMになっても、場の雰囲気の大事な一部です。
技術的なミスも、楽しそうに弾けない感情も
すべてアマチュアであるお客さんに伝わります。
めっちゃ恐ろしいです。
そんでひどい態度だったり演奏だったり、という印象を
お客さんの一人でも持ってしまったと考えてみてください。
きっとイチャモンつけますよ?
そのイチャモンは派遣業者の耳に。
その失敗はあなたの地位に。
直接かかわってしまう可能性大です。
誰も聞いてないからって手を抜いたり演奏をやめる話も聞いたことあります。
プロを名乗るなら請け負った仕事は最後まできちんとこなして、
そこで初めて苦情を言うべきでしょう。
企画に携わると面白い
たまに演奏プログラムや
お客さんに提出する提案曲、演奏スタイルなど
演奏の仕事として深くかかわることもあり
「仕事」としていくらでも改善・発展の世界だと思ってます。
- アレンジ、練習して新ネタをひっさげる
- だいたい暗譜してアドリブできるようにする
- 事務所に自分の新たなスタイルを提案する
- なんなら事務所に行ってスタッフと話してみる
仕事って「言われたことをこなす」のは当たり前で
その世界をもっと発展させたかったら、今のルーチンワークを脱する必要があると思います。
そしたら結果として収入って増えるんじゃないかな。
増えるのは収入じゃない場合もあるけど
知識、経験、信頼は収入に勝る財産だと思います。
最後に
パーティ演奏でのヒトコマ。
たしか2013年くらいだったかなあ
お客さんが反応したらすかさず「礼」(笑)
この時は自作のコンデンサーマイクを初めて会場に持って行って音響さんと話して録音したりPAに深くかかわった日だったな。
おしまい!
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