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MIDI GUITAR 2というアプリがあります。
これはオーディオインターフェースから取り込んだ音声をリアルタイムにMIDIに変換するギター用のソフト。ちょっと高くて1万円くらいします。
前回のブログでMIDI VIOLIN から出すMIDI13-pinによるデータ出力を使った検証をしましたが、ピックアップから出す音をPC側でMIDI変換する検証をしました。
上の穴が、6.5mmでよくPAで使われるフォンタイプ。 下の穴が、MIDI出力ですね(GR-55を通してMIDIになる)
なぜやってみようと思ったかといいますと、
実は前にサイレント・ヴァイオリンで検証してみたことがあったのですが、結果がひどくてだめだったことと、3.5mmジャックからのヘッドホン出力だったということ。
加えて、MIDI VIOLINは特殊なコマを使って更に制度の良いデータが取れるのではないかということ。
これを試してみたかったのです。
MIDI VIOLIN 6.5mmジャック
↓
オーディオインターフェース
↓
MIDI GUITAR2
↓
loop MIDI(無料ソフト)
↓
finale、DAW
loop MIDIというソフトを別に入れて使用する必要があります。ほかにも似たようなソフトがありますが、僕はこれ一択。
これは殆ど無いです。
全然問題ないです。
もちろん使うインターフェースにも左右されると思います。
ぼくはRME Babyface Proを使ってます。
あまり多くは入りません。
題材が簡単だと、かなり有望です。
早速、楽譜作成ソフトで検証してみました。
お題:バッハのメヌエット
pizzで入れたのですが、たまに変な音が入りますがプラグインですぐに編集できるレベル。
ただ、この程度でしたらピアノを使ってリアルタイムでも打ち込めます。クラシックでヴァイオリンの曲だったらどうだろうという検証をします。
よくパーティで演奏するディベルティメント K.136の冒頭をリアルタイムで録音入力してみました。
— 松本一策🎻宅録もできるヴァイオリン奏者 (@issaku_m) September 18, 2019
2分音符、4分音符、8分音符、16分音符、装飾音符など、いろんな音価が混在していると酷いものです。たとえPizz.奏法でも腹が立つレベル・・・
だめだこりゃ。
お次は、
諦めてピアノで打ち込みなさいって感じですね。はははのは pic.twitter.com/rZzQsitURY
— 松本一策🎻宅録もできるヴァイオリン奏者 (@issaku_m) September 18, 2019
あえて弓で入力しました。
MIDI GUITAR2はギター用のアプリなのでPizz奏法だと大分クオリティが良いのはわかっていました。ただpizz奏法のデメリットは
ある程度早く入力できないんじゃ、ピアノで入力しても同じですから、あえての弓で。
入力を終え、短いノートを一括削除したりベロシティを統一させて全体を軽くクオンタイズするなど、
ざっくり編集して再生しましたが・・・
これは使えん。。。
いや・・・使えるのでしょうか?
僕としては演奏した内容がキレイにそのままMIDIデータ化するという目標で頑張ってたので、かなりの失望。
かなり長い曲をざっくり入力して後で編集するという目的だと使えるかもしれませんね。pizz奏法だとかなり正確です。
ぼくは・・・あら捜しするのが面倒くさいです・・・
いろいろやりましたが、
ヴァイオリニストがヴァイオリンでスムーズなリアルタイム入力、というのは現時点ではほぼ不可能ですね。
バイオリンの演奏技術は宅録やオートメーションを入力する感性に使う以外、DTMにおいて全く役に立たない事がわかりました。
可能性は0ではないです。
とにかくピアノが弾けなくて、大量に打ち込む必要があるならこの方式でも良いと思います。あとからガッと編集すれば逆に打ち込みの総合時間としては早くなる可能性を秘めています。
MIDI VIOLINではなく、普通のアコースティックヴァイオリンにピックアップを付けてMIDI GUITAR2からパソコンでMIDI化するのが一番安上がりかと。
興味ある方はお試しあれ。
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JamOriginによればシリーズで「MIDI Violin」を現在準備中とのことで近々に公開されそうな感じです(つまり、それなりのニーズがある、ということですね)。
ですので、多分、先行してベータ版が公開されるでしょうから公開されましたら是非検証をしてみてください。
というのも、今更ながら「MIDI Guitar2」を最近導入したのですが、今キャンペーンで「MIDI BASS」が付いてきまして、遊びでギターで試してみたところかなりのトラック落ちが頻発して到底使い物にはなりませんでした(本来ターゲットのベースでは試してないです)。
どうやら「MIDI Guitar2」はギターでコントロールする分にはとても優秀(タッピング・スライドやベンドにも追従)ですので、恐らくは想定された楽器の音域に厳格に最適化されているのではないかと思われます。
となると、専用の「MIDI Violin」で果たしていかほどの追従性が実現できるのか?はとても興味深いところです。
いっそ純正律にも対応できたりしませんかね?(笑)
>>1
コメントありがとうございます!
わたしもそれは期待しており、速く出てくれないかな、と思っております。
早く出てきてほしいですww