【いっさくこんぴ】
コンピレーションアルバムに収録される全曲について、ぶっちゃけた感想やプロヴァイオリニストからみた作品の見解、技術、料金などを記します。今回の録音はすべて無料で行っておりますので、料金はいっさいいただいてません。この記録が読む方にとって有益な情報になることを願っております。紹介する音源はDEMOです。フルバージョンは10/28から発売されるアルバムをご購入の上お楽しみください。
コンピレーションアルバムに収録される全曲について、ぶっちゃけた感想やプロヴァイオリニストからみた作品の見解、技術、料金などを記します。今回の録音はすべて無料で行っておりますので、料金はいっさいいただいてません。この記録が読む方にとって有益な情報になることを願っております。紹介する音源はDEMOです。フルバージョンは10/28から発売されるアルバムをご購入の上お楽しみください。
Thor > トール。雷神の意味だそうです。
ロックテイストのかっちょいい曲ですね。
ヴァイオリンでロック、曲が発表される前からさくま氏の作品を聴いていたので楽しみにしてました。
僕もロックテイストってやつ?
魂とか叫びとか、表現できたんでしょうか?
(感想が質問化している・・・)
純粋にロックとかバンドとかエレキとか、僕はぜんぜん書けないのでそれをスラスラかいて音量設定もしっかりされているだけで尊敬なのです・・・
コンピュータで作る音楽は作曲の他に「聞かせるためのデジタル処理」が必要なのですが、ロックなど音圧の強い楽曲の中に生のバイオリンを入れて聞かせることは相当難しいんじゃないかって思ってます。
それをシレッとやって見せてるところが1番感心しているところですね。
大事なテクニックだと思います。
ただ贅沢を言わせていただけると、
長い休みの小節を部分部分でひと括りにしてほしかったです。
(こういう感じ)
これによって印刷する紙が減ったり譜めくりが減ったり、フレーズや曲の移り変わりの場所を目で追いやすくなったりします。これは結構クラシック特有の習慣かもしれません。
オーケストラでは金管楽器など60小節とか休んでから出てくることも多いのですが、こうした記譜の考え方があると喜ばれます。
見ていただければ分かるように赤枠の箇所がヘ音記号になっていました。
つまりヴァイオリンでは出ない音の表記がされていました。
(僕は上の楽譜より更に高い【E(mi)】~【B(si)】くらいは使います)
おそらくご本人もわかっていたけど気づいてなかったんだと思います。それにポップスの方は楽譜が書けない方も多い中、これだけきっちりときれいに資料(他の資料もすごい綺麗で読みやすい)を作成していただけたことは、偏見かもしれませんが少しびっくりしました。
今の作曲家はホントたくさんの情報と能力が必要なのですね。。。
一人何役こなせばいいのか・・・
ただ作り直しを依頼することにはかなり躊躇しました。
音域というのは作曲家によってはすごく大事なのです。
イメージはもちろん音の構成上の問題で、全体的に作り直さなければいけない場合があるからです。
幸い、僕はヴィオラも持っているので弾けないことはありません。
ヴィオラの音域は
が、バイオリンとヴィオラは同じ音でも音色がかなり違うため、その部分を含めてかなり大幅にヴィオラで録りなおすことにしました。
逆にヴァイオリンは楽譜の表記よりオクターブ上で録音するなどして、
最終的に出来上がった沢山の音源を作曲家にミックスして判断してもらおうという計画です。
沢山のトラックを録った場合、ストリングス、という選択もできるようになります。
可能性の示唆として、
ですね。
マイクもマルチマイクで録音してましたので
DAWの画面はこんな感じになりました(笑)
作曲者から「なにかいいアイディアがあれば」と促されておりましたが、とくにアレンジはしておりません。
時間的かつ精神的に余裕があれば、もっと遊んでも良かったかもしれません・・・
曲の最後の部分をオクターブ重音で弾いたくらいです。
この程度でしたら料金の加算はしません。
お安い御用です。
まったくありません。
ただ全曲をヴィオラで録音するのは大変です。
特にラストの部分。
ここはオクターブ下で録り、ヴァイオリンは楽譜通り。
という構成にしました。
急遽ヴィオラを使ったりしましたが、本来はヴァイオリン2本の予定でした。
(本文では取り上げていませんがハモリのパートなども有りました。)
演奏時間 | 2:30 | |
ヴァイオリン | 2track | 7000円x2 |
アドリブ | なし | 0円 |
演奏難易度 | 2 | 0円 |
MIDI→楽譜化 | なし | 0円 |
合計 | 14000円+税 |
---|
となります。
ちなみに3種類のマルチマイクで納品しておりますので
全部ですと18000円+税となります。
ダブリングの値段は今回の場合とりとめがないので取り上げません。
もともとダブリングが必要だった楽曲で改めてご紹介いたします。
ブロガーとしても人気記事を多く執筆しており、音楽家としてためになる情報が沢山あります。これからDTMをかじってみようという方にもマジでオススメです。
Youtubeのシリーズがツボですww
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