【いっさくこんぴ】
コンピレーションアルバムに収録される全曲について、ぶっちゃけた感想やプロヴァイオリニストからみた作品の見解、技術、料金などを記します。今回の録音はすべて無料で行っておりますので、料金はいっさいいただいてません。この記録が読む方にとって有益な情報になることを願っております。紹介する音源はDEMOです。フルバージョンは10/28から発売されるアルバムをご購入の上お楽しみください。
コンピレーションアルバムに収録される全曲について、ぶっちゃけた感想やプロヴァイオリニストからみた作品の見解、技術、料金などを記します。今回の録音はすべて無料で行っておりますので、料金はいっさいいただいてません。この記録が読む方にとって有益な情報になることを願っております。紹介する音源はDEMOです。フルバージョンは10/28から発売されるアルバムをご購入の上お楽しみください。
作者より作品のイメージを頂いておりますので転載します。
【記載の番号は楽譜上の小節番号です】
広い池は水面が鏡となって様々に表情を変える。
入口にはアーチがあり、その内側から全体を見渡している。仄かに薄暗い空の下、静けさが寒さと哀愁を届けている。
前日に雨でも降ったのか、園内で一際大きな存在感を放つ池から、雫が水面に垂れたような音が聞こえる。
雫が垂れる音と、水面に広がる波紋を眺めていると、他のことを忘れるほどに時間が過ぎてゆく。そこにいてそれを眺めることに、適度な心地よささえ感じる。ある種の完結。
唐突に吹き抜ける風は、冷たくもあり、柔らかくもある。いつの間にか哀愁の時期は過ぎ去り、暖かい季節が間近であることを知る。
風は五感に働きかける。人間は感覚情報源の多くを視覚に頼るが、風はどうだろうか。視界の下半分で、細波が起きている。揺れる水面が特殊な鏡となって、風が視える。
風が起点となって、水は葉の舟を運ぶ。その進行は岸にて終わり、いつしか風が過ぎ去ったことを告げる。
再び静まった庭園。風がもたらした温もりはどこへやら、哀愁の時間が唐突に戻ってくる。
静かだけれど、動きはある。淡い色のハスの花が、鏡面化した水面を滑っている。岸からは遠く、周りに他の植物もなく。ただ凛と、そこにある。
どれくらいの時間が経ったか。4つの季節を跨いだようなかんかくすらある。それほどまでにこの庭園は居心地がいい。
再び風が吹く。今度はどんな情報をもたらしてくれるのだろう。風とともに歩めば、世界が違う色に見えるようだ。その吹き抜ける方向へ、アーチの外へ向かって足を踏み出す。
音が2つしかなっていない状態でも情景って浮かぶものですよね。そもそもヴァイオリン1本でもそういう「表現」があります。どちらかというと「いくらでも音を足していけるDTM」とは逆行した作品ですが、ポップス系が連立する中で間と落ち着きがある曲ってすごく大切だな、とこの作品を聞いてプログラミングするときに思いました。
おそらくヴァイオリンの生音としてプラグインを殆ど使わず1番そのまま使っていただいている作品かと思います。
この曲だけではないですが、他の作品と「音」を聴き比べてみてください。
ぜひ!比べてみると面白いと思います。
特に問題はありません。
ですが録音の際にクリックがなく、楽曲の中で「急な揺れ」がありました。わかりやすい変化でしたら大丈夫なのですが曲想の変わり目など知らないところで急にテンポが変わる(ロングトーン中などですと、他の楽器が動いていないとわかりません・・・)で、一部分かりづらいところがあり、作曲者に相談して改めてテンポファイルをいただきました。
以下、作曲者からの注訳です。
基本的にはaccelやritardandoすることなく、subito的にテンポが変わることを想定しています。また、打ち込みでフェルマータを再現するために、譜面上には表記しない形で、一部テンポを変則的に変化させている箇所がございます。
ありません
特に無いです。
ただ曲想がソロ性(というよりほとんどピン)かつクラシックで音色などに特に気を使い録音しました。
演奏時間 | 4:30 | |
ヴァイオリン | 1track | 9000円 |
アドリブ | なし | 0円 |
演奏難易度 | 3 | 3000円 |
MIDI→楽譜化 | なし | 0円 |
合計 | 12000円+税 |
---|
となります。
ちなみに3種類のマルチマイクで納品しておりますので
全部ですと15000円+税となります。
もちろん、1マイクでも大丈夫です。
この作品は楽器や声の音がすごく大事ですのでマルチマイクで録音した奥行きや立体感は重宝すると思います。
メタルもあり!!!
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