【10000円のギャラ】宗次ランチタイムコンサートでやってること④事前準備編


ふうやれやれ

チケット、チラシ、ばらまきました。
その後は?

近づくコンサート日程。
練習したっけ、本番に間に合わせないとな・・・

なんて考えていてつい疎かにしがちなのが
コンサート自体の詳細。
言ってみればタイムスケジュール。

こういった定期開催のコンサートは
奏者の会場入りの時間からコンサート時間制限まで、
すべて決められています。

ランチタイムコンサートはホール側が団体客を招致しており、指定席を設け、コンサート後に奏者と写真撮影、食事会というコースを設けています。(団体8名以上で奏者側でも設定可能だそうです)

食事会もあるということはお店の予約もあるということ。
つまりコンサートは延長ができないのです。


事前準備は不可欠

かなり綿密にスケジュールを作ります。

schedule.jpg

会場スタッフに提出する書類例

エクセルで作ります

面倒くさいですが、1回作ってしまえばほぼすべてのコンサートに適用できます。演奏時間も入力すれば自動的に足し算して終わり時間まで出せるようにしてあります。

最近ではホールスタッフ側がこのスケジュールをそのまま使っているところを見ました。いちいち書き換えるのも面倒くさいですからね。

そしてコンサートの半年前頃、企画段階でこれを作れば逆にやることは殆ど見えてくるのでコンサートの企画において第一優先事項かもしれません。

曲の時間はおおよそ。

何故かと言うと、コレを提出する前に期限が来てまう。
昔演奏したときに録画したものなどを見て確認。
あとは楽譜作成ソフトでおおよそのプレイ時間が表示されます。

自

finale 2014操作画面

MCは多めにとっている

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だいぶステージ慣れもしてきたせいか、無駄に喋ります。
実はMCネタはほとんど決めていません。
そして誰がしゃべるかも決めていません。
プログラムの構成によってはアタッカ(MCネタを休憩、挟まずに次の曲に進むこと)にすることもあります。
細かくは次の機会に書きます。


機材、セッティング

画像の説明

これも明記しておけば混乱が避けますし、何度も同じ団体で出るなら、1回書いてしまえばそれでOK。機材系が相当に細かくなるときだけ、別紙を用意します。

予約のチェック

チケットの取り置きなど、ミスがないように事前に細かく分けます。名前のミスや枚数の間違いなどがないように。

そして予約したお客さんが間違って開場のチケットセンターで予約名を伝えずに購入してしまうことを防ぎたいです。そうするとチケット収入は奏者には入らないからです(重要)

CDの準備

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あまりクラシック奏者には馴染みがありませんが、自分たちのCDがあると売れます。プログラムと組み合わせたら、想定外の収入になることも。(1~2割、ホールへの仲介料が発生します)

お客さんは「巨匠の演奏」ではなく「あなたの音楽」を持ち帰って家で聴きたいのです。

あ、よければ僕が格安で録音しますよ。
CDも作ります。
DTMレコーディングのBlog


総括

ざっくりとこんなところですかね。
回数を重ねるとルーチンワーク的ですが、いざ自主企画でコンサートをやるときも同様の確認作業になるので、自分なりのワークフローはある程度確立しておくと、その後の活動がぜんぜん変わってきますので大変重要なことです。

なんでこういうことを芸術大学は教えてくれんのかな(ボソっ)

⑤ステージ編に続きます。

⑤ステージ編

①プログラム編
②アレンジ編
③チラシ編
④事前準備編
⑤コンサート編

最後までお読みいただきありがとうございます!
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